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思考成長の過程~Ocean(5歳7か月)~

遊び由来学習(Ocean)
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2024年になって半月も過ぎてしまいました(;’∀’)

皆様今年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年1発目の記事は5歳から「遊び由来学習」をスタートしたOceanの半年の記録です。

冬休みに「わからん帳」に取り組んだところ、

成長が目に見えて実感できたことをご報告します。

5歳0か月から始めた「遊び由来学習」。

Oceanに採用したのは、金森先生の「S7級」問題です。

Contents

S7級72

スカンクのかん太先生はお芋が大好きです。

毎日必ず5個お芋を食べます。

そして1週間に一度、我慢していたおならを「ぼふっ!」とします。

それでは、かん太先生が1週間に食べるお芋はいくつになるか、描けるかな?

地頭を鍛える教室 金森氏 S7級72

Oceanが10月22日(日)と、11月5日(日)の2日にかけて描いた絵はこちらです。

この時点で年齢は5歳5か月。

ちょうど保育園で芋ほりをしたタイミングでしたので、

「Oceanがとったみたいな おお~きなおいも たべるんだよ。」

保育園では持ち帰りのお芋は大きなのが1つと、小さいのが2~3個だったので、

その体験通り、大きなお芋1つと、小さいお芋4つを真ん中のページに描いていますね。

おならが「ぼふっ」とは喜んで、お尻のあたりに黄色く描き10月22日は終了。

11月5日は「それではかん太先生は~」という問いの部分をやりました。

見開きページもいっぱいになってしまったので、紙をつなげました。

ここで1週間は何日かを教えます。

私

1週間て知ってる?

Ocean
Ocean

・・・?よくしらない。

私

保育園で月曜日にはシューズを持って行って、

月、火,水、木、金でシューズ持ち帰るよね。

で、土、日と2回お休みがある。

1週間てこの月火水木金土日のこと。

何日ある?

Ocean
Ocean

えっと、月、火、水、木、金、土、日…

7だ。7日か~

指折り数えて答えました。

しかし、覚えたての概念はそうそうすぐにはイメージ化できるものではありません。

この日は「虹色のお芋~」とお絵描きをして、「わからん帳」に収納しました。

そして、2回目のトライとなった12月28日(木)の絵がこちら。

5歳7か月の絵です。

11月には意識できていなかった7日がスッキリとイメージ化されている!!

そして、「毎日5こずつ」も!!
(4日目に描きすぎたことに気づいて、自分で5個はここまでと囲っている!)

最後にすべて数え上げる際に、

まだ20までしか正確に数えられないことから、

再び「わからん帳」に収納しました。

たった2か月足らずにこんなに成長するのか、と驚かされました。

S7級64

兎のぴょん助がジュース屋さんで働いています。

2個の蜜柑から1杯の蜜柑ジュースがつくれます。

今日は蜜柑が10個あります。

蜜柑ジュースを何杯つくれるか、描けるかな?

S7級64

10月7日(土)9日(月)と2日にわたって描いた絵がこちらです。

炭酸水、レモンジュース、蜜柑ジュース、ぶどうジュース、ジンジャーエール、コーラ・・・と

ジュースを描ました。

蜜柑10個は描きましたが、2個で1杯のジュースが捉えられなかったようです。

そして3か月後の1月4日(木)の再トライがこちらです。

蜜柑2個で1杯のジュース・・・

絵では描けてるのですが、それが顕在意識化するレベルまでは

思考段階的にもう一つの様子です。

問題文の「1杯のジュース」の言葉に引きずられているような様子で、

「こたえは1ぱい!」だそうです。

まとめ

絵で思考する、という手法はとても優れていることを3人の子どもたちを、

遊び由来の学習の週課を通して感じます。

絵に描けない=理解できていないことで、

絵には表れているけれど、(潜在意識では捉えられている)

それを意識化するには、より思考の段階を踏むことが必要だということが分かりました。

この遊び由来学習は「正解」することが目的ではありません。

この試行錯誤して考え続けるという過程がとても大事になります。

この力は昨今流行りのタブレットドリルでは育ちえない力であると感じます。

子の様子を観察していると、タブレットドリルでは正解するたびに、達成度を数値が表示され、

「いえ~い、俺10万ポイント超えたぜ!」と自慢し、

そのポイントを稼ぐために、正解のボタンの場所だけ覚えてどんどん進める…

学習とは言えないような姿を目にしたりします。

でも、それを与えるのはいつだって大人です。

子に責任はないんですよね。

遊び由来学習のような子の思考過程をつぶさに「みる」ことは

面倒かもしれません。

しかし、成長につれて

「自分とは何なのか?」

「いかにして生きるのか?」

正解のない人生を歩むための思考の忍耐力はこうした

じっくりと問題に向き合い、悩みながら絵図化する過程で育まれると信じています。

また、子が絵を描くことを見守ることができる

この日常の時間こそ、

なんと豊かで、ありがたい時間であるかを感じます。

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