蚊取り線香の成分は妊婦などに害はない?効果のある使い方は?

夏の夜に気になるもの。

さて、寝よう♪と布団に入ってウトウトまどろんだ頃にやってくる不気味なあの音・・・。

「ぷ~~~~~ん」
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この音が聞こえたら、もう寝てはいられません!!
安眠妨害、反対~~(>O<)/~~~ピシー!ピシー!

蚊を退治する定番のアイテムは蚊取り線香!でしょう。
でもその成分は赤ちゃんや妊婦さん、犬や猫といったペットには害はないのでしょうか?

調べてみました♪

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蚊取り線香の成分はどんなものが含まれているの?

蚊取り線香の独特の香り・・・それは「除虫菊(シロバナムシヨケギク)」という花の種が燃える匂いです。

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※写真はイメージです。

除虫菊とはヨーロッパ東部原産の菊で、殺虫成分があります。

当初海外では、種をすりつぶした粉が牛や豚、馬などの小屋のノミを駆除するために使われていたのが蚊取り線香の始まりです。

130年ほど前に和歌山県の農家が外国にこの粉を輸出するために除虫菊を栽培し始めたことをきっかけに、日本でも蚊対策として除虫菊が使われ始めました。

平安時代から大正初期までの蚊対策と言えば「蚊やり火」といって、ヨモギや杉や松の青葉を火にくべて燻した煙で蚊を追い払っていました。

除虫菊を使っての蚊対策も最初はこの応用でしたが、火を大きくすると危険><!
ということで、種の粉をのりで固めてお線香型にしたのが最初。
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これでは、燃える時間が短いといういうことでうずまき状にしたというわけ。
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普及するにつれて除虫菊の研究がすすみ、効く成分は6種類あることがわかりました。
そのうちの最も殺虫成分が強いけれど人体に害の少ない「ピレスロイド」という人工物質を木の粉に混ぜて蚊取り線香はできています。

殺虫成分自体は無臭。

でも、「あの匂いがないと効く気がしない」という蚊取り線香を使う人間の気分のために、匂い付けを目的として今も蚊取り線香には除虫菊が使われています。

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ところで、蚊取り線香は煙で殺虫しているわけじゃいことをご存知でしたか?!
殺虫成分は、火のついたところより約6mm手前の部分で250℃程の温度で気体になって広がることで効果を発揮しているんです!

この仕組みから、低温でも気体になる成分の開発が進み、火を使わず電気の熱で殺虫成分を出す製品が出来たんですね。

電池式で場所を選ばないのはコチラ↓

 

さて、成分は分かったところで、人体への影響も気になるところ・・・。
敏感な赤ちゃんや妊婦さん、犬や猫といったペットには害はないのでしょうか?

蚊取り線香は妊婦や赤ちゃん、犬や猫に害はない?

蚊取り線香の殺虫成分は「ピレスロイド」という化学物質でしたね。

これは、蚊に限らずハエやダニ・ノミなどの昆虫に対して極めて微量で高い殺虫活性を示しますが、
人や犬・猫など温血動物にはほとんど無毒なんです!

ピレスロイドが蚊などの昆虫の体内に入るとすぐに神経系に作用して、異常興奮などを引き起こしケイレン・マヒに陥らせることによって、蚊はノックダウンして死に至るわけです。

一方、人や犬・猫といったほ乳類に対しては、ピレスロイドは体内に入った場合、酵素の力で速やかに代謝され排出されます。

しかもほ乳類の場合、昆虫とは違って神経系が複雑なため、中枢神経に作用する前にほぼ解毒されてしまい、毒性を示さないというわけです。

蚊取り線香効能
ということで、赤ちゃんや妊婦さん、犬や猫などのペットに対しても使っても問題ないということですね!

ただし、火を使う(先端は700~800度もある!)ことから、動きまわれるようになっている赤ちゃんが触ると危険という点はありますよね。
なので、そういう場合は上記掲載の電気式や電池式の置くだけタイプのものが安心と言えるでしょう。

それでは、安全ということが分かったところで蚊取り線香のより効果的な使い方をご紹介いたします(-ω-)/

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蚊取り線香の成分がより効果を発揮する使い方は?

屋内使用の場合

蚊取り線香の有効成分が広がる範囲は2m~3mです。屋内で使用する場合、10畳程度であれば十分カバーできるでしょう。
その場合の蚊取り線香の設置場所ですが、窓など蚊の侵入してきそうな入り口付近、風上に設置して下さい。

そして、蚊取り線香を使用する場合は、必ず窓などを開けて風通しの良い状態にして使う様にしてください。
締め切りにしてしまうと、煙が充満し目やのどなどに刺激を与えてしまう可能性があります((+_+))!

エアコン使用で締め切りの屋内で使う場合蚊取り線香ではなく、リキッドタイプなど煙の出ないものを使った方がよいでしょう。

また、他の注意点としてピレスロイドはほ乳類に対しては無害ですが、温血動物でない魚類に対しては害になります。

熱帯魚などを飼育している水槽がある近くでは蚊取り線香などは使わないで下さい。

屋外使用の場合

有効成分が風で流されてしまうことも考えると、行動範囲を取り囲むように四隅に設置するとよいでしょう。
そして、燃焼時間が長いこんな蚊取り線香もあります(^^♪

その上に、

こんな身につけるタイプのものもあります。絶対に刺されたくない!という場合はこんなものもお試しください。

まとめ

それでは蚊取り線香の成分を中心にした以上をまとめます。

  • 蚊取り線香の殺虫成分は除虫菊をもとにして開発された「ピレスロイド」という化学物質。
  • ピレスロイドは、蚊などの昆虫に対して神経系に作用して、マヒさせて退治する。
  • 人(赤ちゃんや妊婦さん含む)などの温血動物には、ピレスロイドは酵素によって代謝され排出されるので無害。犬や猫などペットにもほ乳類であれば影響はほとんどないが、温血動物でない魚類に対しては注意が必要。

効果的な使い方

蚊取り線香の殺虫成分は2~3mの範囲に広がる。

  • 風通しをよくし、風上に設置する。閉め切った部屋では煙が刺激になることもあるので、使用しないこと。
  • 屋外使用するときは、太巻きタイプを利用して、いくつか設置すると良い

蚊は刺されるとかゆくて不快というだけでなく、昨年話題になったデング熱などの病気を媒介する侮れない存在。

私も数年前、あまり蚊に刺されにくい(刺されたとしてもあまり腫れない)体質であることに過信し、夏に義実家(田舎)に行った際に虫よけ対策をせずにBBQをしたり、畑に行ったりしたんです。

すると・・・蚊に刺された足がものすごくかゆくて、腫れて大変でした><;

山の蚊は強いのか?!はたまた刺されることにあまり免疫がなかったからなのか?は謎ですが、ムヒガ効かないほどかゆすぎて、保冷剤で冷やしていました。

そして、治ったあともしばらく跡が残っていて悲しかったのです(泣)

皆さんはそんなことにならないよう、蚊対策を怠らず快適な夏をお過ごしくださいね!



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