熱中症や脱水症状を防ぐためには、水分補給が大事って言われるけど、
うちの子にはどれくらい飲ませたらいいの?
足りている?
なんだか飲みが足りないような気がするんだけど・・・。
言葉を話せない赤ちゃんのこと、心配になりますよね(;´・ω・)
私にもやっと1歳になった次女がいますので、そのご心配はよくわかります!
私がこれまで心がけてきた熱中症・脱水症状を防ぐ水分の上げ方をご紹介いたしますね(*^▽^*)
目次
赤ちゃんが水分補給を飲まないときは?
水分を与えようとしても飲まないとき、水分が足りているから欲しがらないのか?
それとも飲めないくらいに脱水症状を起こして消耗してしまっているのか?大きな違いですよね。
「のどがかわいたよ~」と言えない赤ちゃんには、大人が脱水症状のサインに気を配るしかありません。
大人は以下のような脱水症状がないか気を付けて下さい。
脱水初期症状
以下のような初期症状が出ていたら、涼しい場所に連れて行き、
ベビーイオン飲料などで水分補給 しましょう。
- 泣き声が弱々しい
- 肌がカサカサしている
- 唇や口の中が乾いてカサカサしている
- いつもよりよだれが少ない
- 便秘になる
- おしっこの量が減る。6時間以上出ていない
脱水症状
以下のような様子があれば緊急事態と判断し、診療時間外でも受診しましょう!
意識がもうろうとしているようなら、119番通報し救急車を呼んで下さい
- 大泉門(だいせんもん)※がひっこむ(低月齢の子に見られます)
※大泉門とは?画像の→♡の部分の辺り。指で優しく触ると、柔らかく凹む部分のことです。- いつもより、元気がなく、すこぶる機嫌が悪い
- 目が落ちくぼんだ感じになる
- 泣いているのに、涙が出ていない
- 手足が冷たい
- 意識がもうろうとし、呼びかけても反応しない
このような脱水症状を起こさないためにも、こまめな水分補給を心がけたいもの。
では必要な水分量が必要なのはどのくらいでしょうか?月齢別の目安をまとめました。
赤ちゃんの水分補給する目安は?
一日に必要な水分量には、母乳・ミルク、離乳食に含まれるすべての水分を含みます。
- 0~5か月ごろまで
120~160ml×体重(㎏)
※体重が6㎏であれば、720~960ml前後必要となります。
1回に与える水分量=20~30ml
- 6~11か月ごろ
140~160ml×体重(㎏)
※体重が8キログラムであれば、1.1ℓ~1.3ℓ前後必要となります。
一回の離乳食に含まれる平均水分量は200ml
1回に与える水分量=30~50ml
- 1歳~1歳半ごろ
120~130ml×体重(㎏)
※体重が11キログラムであれば、1.3ℓ~1.4ℓ前後必要となります。
1回の離乳食に含まれる平均水分量は200ml
スープなど汁ものがつけば約300ml
1回に与える水分量=50~100ml
さて、目安量はわかりましたね♪
では、どのようにのませたらよいでしょう?完全母乳や混合、完全ミルクなど、それぞれの授乳スタイル別に方法をご紹介します(*^▽^*)
赤ちゃんに水分補給する方法は?授乳スタイル別解説
- 完全母乳の場合
水分補給は母乳でOK。授乳間隔は時間は気にせず欲しがったらあげるスタイルで。
生後6か月以降は、汗をかいたときや外出・入浴後は湯冷ましや麦茶をあげるとよいでしょう。
- 混合の場合
水分補給は母乳かミルクでOK。授乳間隔は気にせず、欲しがったらあげましょう。
汗をかいたときや外出・入浴後は母乳や湯冷まし、麦茶をあげるとよいでしょう。
- 完全ミルクの場合
水分補給はミルクでOK。夏でも薄めてあげるなどするのはNG!
缶に記載された規定量をきっちり守りましょう。月齢別に記載された量は気にしすぎなくてOK。
汗をかいたときや外出・入浴後は湯冷ましや麦茶をあげるとよいでしょう。
(1歳以降はミルクを牛乳に切り替えてもよい。)
卒乳の時期はお子さんによって様々。
(我が家の長女は1歳10か月で断乳。次女は1歳1か月ですが、まだまだ卒乳の気配すらありませんw)
卒乳して母乳やミルクを飲まなくなると、その分の水分が不足しがちになります。
授乳していた時間には水分補給を心がけましょう。
では、飲ませていいものは湯冷ましや麦茶だけでしょうか?
こんなものはどう?と思われるものを月齢別にまとめてみました。
赤ちゃんの水分補給で飲ませてよいものは?
0~4ヶ月まで
- 湯冷まし
一度沸騰させれば、水道水の塩素は大分抜けます。人肌程度に冷まして与えましょう。
5~8ヶ月まで
- 湯冷まし
- しぼった果汁
湯冷ましで薄めたものを5か月くらいから与えるのはOK。
それ以前は便秘の時に飲ませる程度にとどめる。
- 麦茶・ほうじ茶・玄米茶
与えるなら、大人用を湯冷ましで薄めるか、市販のベビー王を。
5か月以前はあえて与えなくてもよい。
9~11ヶ月まで
- 湯冷まし
- しぼった果汁
- 麦茶・ほうじ茶・玄米茶
- フォローアップミルク
不足しがちな鉄分を補給できます。量は缶の記載を守って与えましょう。
1歳~1歳半まで
- 湯冷まし
- しぼった果汁
- 麦茶・ほうじ茶・玄米茶
- フォローアップミルク
- 過熱していない水道水
消毒のための塩素が含まれます。
お住いの地域にもよりますが、飲ませるのは7か月以降が無難。
- 牛乳・豆乳
飲み物として与えるのは1歳以降に。
食材として与えるのは7か月以降ならOK。
以上ですが、初めてのものを与える時には、少量ずつ与え、その後の便の様子などにも
注意していって下さいね~!
新生児の水分補給は?我が家の長女の場合・・・
長女は8月末に生まれ、残暑厳しい夏が新生児期にあたりました。
私は、里帰り出産をしていました。
実家は避暑地でも有名な長野県の北の方。
日が落ちれば涼しくなるけれど、日中は暑いのです!
そして・・・当時実家にはエアコンはなし・・・(;´Д`)
いやぁ、暑かったですよ・・・。
慣れない、授乳で乳首は切れて汗でしみるしみる(涙)
でも!娘を脱水症状にしまいと、朝2ℓくらいの麦茶を大きなヤカンに沸かし、
暇があれば飲み、母乳に変えて必死に飲ませました。
新米母ちゃん、頑張りました(;’∀’)
完全母乳にどこかこだわっていた私ですが、1か月間は難しく、大分ミルクのお世話になりました。
完全母乳にこだわらず、赤ちゃんの様子で適度にミルクを足していってください。
まとめ
- 赤ちゃんが水分を取らないときは?
脱水症状のサインを示していないか注意する。脱水症状の場合は即受診を!
- 赤ちゃんの水分補給の目安は?
0~4ヶ月・・・1回に与える水分量=20~30ml
6~11ヶ月・・・1回に与える水分量=30~50ml
1歳~1歳半・・・1回に与える水分量=50~100ml
- 赤ちゃんの水分補給方法は?
完全母乳・・・欲しがるだけ母乳を与える。6ヶ月以降は汗をかいたとき、外出・入浴後は湯冷ましや麦茶を与える。
混合・・・授乳間隔は気にせず、ほしがったら母乳かミルクを。6ヶ月以降は汗をかいたとき、外出・入浴後は湯冷ましや麦茶を与える。
完全ミルク・・・夏でも薄めずに与える。6ヶ月以降は汗をかいたとき、外出・入浴後は湯冷ましや麦茶を与える。
- 赤ちゃんの水分補給で与えていいもの
0~4ヶ月・・・湯冷まし
6~8か月・・・湯冷まし・しぼった果汁・麦茶・ほうじ茶・玄米茶
9~11か月・・・湯冷まし・しぼった果汁・麦茶・ほうじ茶・玄米茶・フォローアップミルク
1歳~1歳半・・湯冷まし・しぼった果汁・麦茶・ほうじ茶・玄米茶・フォローアップミルク・水道水・牛乳・豆乳
卒乳後は水分不足になりがち。授乳していた時間に水分補給を心がける
上手に水分補給してあげていって下さいね(*´ω`*)
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