ミツカンミュージアムの体験してきました!

「味ぽん」でおなじみのミツカン。

ミツカンは今年で創業213年を誇る老舗です。
我が町のお隣半田市に本社工場があります。

去年「酢の里」から「MIZKAN MUSEUM」へとリニューアルオープン!
ミツカンの酢作りの歴史や食文化の魅力など見て触って楽しく学べる体験型博物館です。

ここは事前予約が必要なのですが、運よく土曜日朝イチの枠に空きがあり行ってきました(=゚ω゚)ノ

Sun
なに~ここ?!

と入り口からSunもテンションMAX!
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ゾーン1:酢造りを学ぶ

最初に案内されたのは「大地の蔵」という江戸時代と現在のお酢の作り方を学ぶゾーン。

お酢の原料は酒粕って知ってました?

確かにスーパーでお酢のラベルをみると必ず「アルコール」と書かれているのは見ていましたが、
お酒からできていたとは!

ウイスキーの「知多」が有名なように、知多は元々酒造りも盛んな地域でした。

江戸時代の1810年頃、初代仲埜又左衛門は知多の最大の市場の江戸で、
あまりにあちこちからのお酒が売られるようになり、
苦戦を強いられるようになったことから酒造りの副産物の酒粕を使った
「酢造り」を始めた、という歴史があるんですね~。

昔は当然ながら機会もなく人力しかないわけで。
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重い石で酒粕の袋を絞ったり、季節で変化する温度に合わせて仕込み液の温度を調節したり、
出来上がったお酢を樽に詰めたものを船に搬入するのも大変な作業だったようです。

しかし、江戸では「早ずし」(現代の握りずしの原型)が誕生し、大人気になり、
それに欠かせない旨みや甘み豊かな粕酢。

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中埜又左衛門が自家製酢のトップブランドとして江戸市場に投入したのが、この「山吹」!

酒粕って普通スーパーで見かけるものは白っぽい色ですが、
それを3年もの間熟成させ、こんな深い飴色に変化した酒粕を使います。
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すると、それはまるでお醤油?!というくらいに黒い最高級の粕酢が出来上がります。
これを白米に混ぜ込むと、山吹色に変化することから「山吹」の名がついています。

これは江戸以外の地域ではほとんど販売されない特別なお酢。
この品質の良さをアピールすることで、江戸市場で競争力アップ!
213年も続く盤石の土台がここで出来上がったんですね。

弁才船にびっくり!

半田から江戸にお酢を運んだ弁才船を再現した「時の蔵」ゾーン。

真っ暗な蔵にしずしずと進むと・・・

3Dマッピングで海を航海する様子がリアルに表現されながら、ばば~んっと登場!

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・・・実寸大で復元された弁才船は大きすぎてよく分からないのでペーパークラフトで見て下さい。

(ちなみにこれ、パンフレットの付録で頂いたんですが、モノづくりが割と好きな夫が帰ってきて「作りたい!」スイッチがON!
触りたがるSunに「部品がなくなる~!」「破れちゃうとできなくなっちゃうから!」と真剣モードで、
1時間半くらいかけて完成させてました(;´∀`))

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動力は帆だけですが、気象条件がよければ半田から江戸まで10日くらいで到着できたとか。
湊での荷物の上げ下ろしや船のメンテナンスを含めて1か月半~2か月で1往復。
年間で5往復くらいしていたそうです。

この様子が船の甲板部分でアニメーションで見られます。
音と風による効果つきで、子どもたちの食いつきも半端なかったですヾ(@⌒ー⌒@)ノ

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イチオシ!水のシアター

ミツカンのCMの最後を〆るロゴマークと共に描かれている

ミツカンのスローガン「やがて いのちに 変わるもの」

食といのちのつながりを映像に乗せて、10分程度楽しめます。

私は、この映像に感動しウルっときてしまったわけですが(*ノωノ)

どこがウルっポイントかというと・・・

日本には四季があり、それに応じた食の旬があります。

春。

桜が固いつぼみをほころばせ、それに伴う様に日差しにもぬくもりを感じるようになるころ、
野山には山菜が顔を出し始めます。

その鮮烈な苦みは、冬の間に縮こまった身体を目覚めさせてくれるよう。山菜の天ぷら、ひなまつりのちらしずし

夏。

芽吹いた命が、燃えるように輝く。
目に入るものは、色鮮やかな夏野菜。にぎやかな祭り。夏の太陽のもと、水遊びに興じる子どもたち。

夏野菜のそうめん

秋。

命を輝き尽くし、有終の美を飾るかのように色づく山々の紅葉。
豊作を祝う秋祭り。

そして冬。

また新たな命を育むかのように、静かに眠る冬。

こうして、大きな循環の環の中に私たちは生かしてもらっているんだなぁ、
そして、そのいのちの営みを四季で感じられる日本に生まれて本当によかったと感じたんです。

四季に応じた旬の食材を頂く事で、いのちをつないでいっている、ということが伝わってきました。

食べる事は生きること。

ミツカンマークは3本線(中埜家の家紋)に○(環)
大きな命の循環と、それに関わる人々の環を大事にしているんだなぁと、
これこそ、老舗たる所以なんだと感じました。

食の魅力を体験(^^♪なりきりお寿司屋さん

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ここでは、お酢ドリンクの試飲をさせてもらえます。

ブルーベリー・りんご・ザクロの三種類。ツン!と感がなく、さっぱりと頂けます。

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その後は、Sunが一番楽しみにしていた「なりきお寿司屋さん」体験。
粘土のシャリをつくって、シリコンのネタをのっけて完成~(^^♪

これでもう我慢できなくなって・・・

 

限定販売の「山吹」でお寿司を堪能

醸造数が少ないために、市場には出回らずここでしか買えない「山吹」

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一本756円という、まぁお酢にしてはお高めですが、高級お酢をGetしちゃいました。

で、ご飯に混ぜてみると・・・

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確かに山吹色にキレイに色づきました(*´з`)!

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お味は、やはり酢飯の常識を軽く超えてきましたよ。

酢飯ってまず口に入れる前に「ツン」と感が鼻につきますよね。

それがない。

そして、口に入れると・・・とってもまろやか。

お酢っぽさがないと言ったらいいのか、角がなく、丸い感じで味わい深さだけが際立ちます。

う~む、ちょっとボキャブラリーが貧弱ですね(;´Д`)

グルメレポーターにはなれないな、私。。

でも美味しいこと、この上ないことだけは確か!
Moonも酢飯をたくさん食べてくれました。

 

さいごに

MIZKAN MUSIUNの見学には事前予約が必要です。

インターネットからは こちら から。

電話では 0569-24-5111へ。

 

営業時間:9:30~17:00

案内開始時間:9:30~30分毎(最終15:30)

ツアー所要時間:90分(ガイドツアー70分、光の庭体験エリア20分)

休館日:木曜日、お盆期間、年末年始

入館料:大人300円、中高生200円、小学生100円、乳幼児無料

 

ここに行ったら、お寿司を食べたくなることだけは間違いないのであしからず(?!)

 

 



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